Another HTML-lintとHTML Validator
先日、ValidなHTMLを書くとかうんたらかんたらってエントリーを書いたのですが、ブクマコメにも書いているように、あまりにもひどい内容だったなーなんて思い、ほぼ改訂。言いたいことだけに焦点を絞りエントリーしなおしました。
いろいろお恥ずかしい文章を書いてしまい、申し訳ないです。
最初はAnother HTML-lintとHTML Validatorのことについても、触れたのですが、自分がうまく説明できない状態(つまり不理解状態)でしたので、ここで復習をかねて、それぞれがどのようなツールなのか、ものすごく簡易的にまとめてみた。
Another HTML-lintとは
DTDに則した文法のみをチェックするのではなく、アクセシビリティガイドラインに準拠した項目や作者が望ましくないとした項目(大文字小文字の統一についてなど)までチェックを行う。またチェック結果が点数で出力されるのも特徴の一つである。
Another HTML-lint - Wikipedia
HTML Validator
HTML Validatorとは、W3Cが提供する無料のサービスで、HTMLやXHTMLを用いて作成された文書のマークアップが仕様に準拠しているかどうかをチェックしてくれるものです。
HTML Validator とは | Web標準用語集 | ミツエーリンクス
The W3C Markup Validation Service
それぞれの違い
W3Cのサーヴィスは、HTMLをDTD的に検証するだけです。しかし、W3Cの策定しているHTMLの仕様書中や、DTDのコメント中には、DTDでは表現できない多種多様な制約事項が述べられています。W3Cの検証ではそのようなチェックは一切行なわれません。
〜中略〜
(The W3C Markup Validation Serviceでは)<OL type="USO800">と書いてもエラーにはなりません。Another HTML-lint はそのようなことも含めて、仕様書中の瑣末なことまで、なるべくチェックするよう努力しています。
Another HTML-lint : FAQ
この他「文法なんか守らなくてもいいじゃないか」とか、「大手有名サイトでもひどい点数です。文法なんか守る必要ないと思います。」なんていう質問に対して、作成者からの回答がされております。これらは読んでおいたほうがいいなーと思います。
自分のHTML文法への考え
いろいろおかしなこととか矛盾とかも言ってしまっていること多いですが、自分の考えは以下の通りです。
- 文法は大切。しっかり文法どおりのマークアップしよう。
- そしてユーザビリティとか他にも大切なことはたくさん。
- でも条件や場合によってはAnother HTML-lintで満点でなくてもいい
- ただ、最低限HTML ValidatorはPassed にしておく
- 100点とか高得点だと言っても、場合によっては優れたサイトではない場合もあるよ。
- 点数ばかりにとらわれないで、サイト全体をみよう
- (間違いでもいいから)理由あるマークアップをしよう
なんて書いたのですが、ここのブログの場合、仕様やケアレスミスなどで、HTML ValidatorもPassedにならないページも多かったりします(一部反省点でもある)。
それと、XML宣言については下記のエントリーも読むことをお勧めします。
そのXHTML文書にXML宣言は本当に必要か? « ofujimiki
なお、このブログは個人的にXML宣言入りの時のIE6などのCSSの挙動などを勉強する意味も込めてXML宣言を入れております。
結局のところ、どちらを参考に使って、どのように活用するかは各々次第。そして文法を軽視しないで、考えつつ制作するようにしましょう。