そろそろクロスブラウザ対応させろと言っておく
今の新しい職種に就いて、
いろいろな既存HPのHTMLやCSSをみるようになったのですが、
ちょっとこれはどうなの!?崩れすぎてるよ!?
というようなサイトが数多くあって驚いています。
HTMLやCSSのソースの良し悪しはかなり影響するだろうと思うけど、
そろそろIEだけのブラウザ対応って状況はやめませんか?
日本のブラウザシェアも変化してきているのですから、
いろいろな人がみるということを想定して、
各ブラウザに対応させるHTML&CSSにしてもらいたい。
IEだけの時代ではない
いままでだったらIEのシェアが圧倒的だったので、
IEのみの対応だけでも大丈夫な時代ではあった。
ところが今ではFirefox利用者も拡大している。
さらに、SafariやOpera、そしてChromeなどのブラウザも普及しつつあり、
それらへ移行する人も増えてきているので、IE利用者は徐々に減りつつある。
数値で表すと下記のようになるらしい。
ブラウザシェア
- 1位、Internet Explorer = 63.08%
- 2位、Firefox = 27.77%
- 3位、Opera = 3.47%
- 4位、Safari = 2.54%
- 5位、Chrome = 2.45%
参照:2008年11月度教えて君.netブラウザシェアランキング :教えて君.net
先月の数値でこのくらいらしい。
ニュースソース先では今の数値になっているのか、ちょっと違う?
ちなみに別なところだとこんな数値も出ている。
参照:W3Counter - Global Web Stats
ここでも数値としてでていますが、Firefoxが2割を超えています。
2割ってまだまだな数値な気もしますが、
人数にしてみたら日本だけでもものすごい数ですよね。
これらの数値からみても、今はIEだけ見れて、
他のブラウザでは崩れているなんて状況は、
放置しておくべき問題ではないと思います。
それにも関わらず、意外と崩れているサイトに多く出会っているので、
まだまだクロスブラウザ対応なんてのは、出始めなのかなって思います。
ちょっと横道にそれますが、
ちなみにここのブログを見てくださっている人のブラウザデータは
下記のようになっているそうです。
THE HAM MEDIAにおけるブラウザシェア(11月)
- 1位、Firefox = 50.61%
- 2位、Internet Explorer = 34.51%
- 3位、Safari = 7.85%
- 4位、Chrome = 3.82%
- 5位、Opera = 2.43%
書いている内容が内容なだけに、職業的というのもあるのでしょう、
Firefoxが半分を超えています。
IEで見る人が意外と少なくて驚いてもいます。
同じようなサイトがあった場合
同じようなサイトがあったとして、片方はどんなブラウザでみてもきれいだが、
もう片方はIE以外のブラウザで見たとき崩れてしまっている状況があるとしよう。
IE利用者にとっては、どちらのサイトをみてもいいのかもしれないが、
他のブラウザを使っている人にとって、
崩れているほうを好んでみるようなケースは少ないと考えられる。
内容によっては崩れていてもしかたなく利用する人もいるでしょうけど、
そのサイトへのこだわりが何かしらないかぎり、
IE以外で見ている人はIE以外でもきちんと見れるサイトをみると思う。
よほどコンテンツ力がなければ見る人は増えない、もしくは減ってしまうでしょう。
対応ブラウザをきちんと決めるべき
「最低でもIEでさえ崩れていなければそれでいい」
なんて時代はもう終わっている。
さまざまなブラウザも利用者が伸びてきている以上、
それらの人でも問題なくみれるような対応させていくことは必須である。
どのブラウザに対応させるかは、サイトを製作する際に、
クライアントとしっかり打ち合わせしておくべきである。
クライアントによって、ウェブの知識が無いような人の場合は、
そんな対応ブラウザなんてことは考えてもいないと思うが、
それは製作する側が判断して、最低限でも、
IE6、IE7、Firefox3、Opera9、Safari3、Chromeに対応させておくべきである。
それ以外のブラウザに対応させるかどうかは製作段階で提案内容に含めておいて、
どうしてそれらへの対応が必要なのかというのをきちんと説明しておくことが必要だろう。
たとえば公共機関のサイトなんかは、
どんなオールドブラウザで見ても全コンテンツが見れることが必要となる。
公共機関でのサイトだから求められることではあるが、
それ以外のサイト製作においても、オールドブラウザに対応させるかどうかは、
どのようなサイトを作るにしろ、必ず確認をしておくべきである。
最低限の必要なブラウザに対応させるために
最低限の必要なブラウザの種類を
IE6、IE7、Firefox3、Opera9、Safari3、Chrome
として挙げましたが、もうしばらくはこれらに対応させるようにすべきでしょう。
最低限としましたが、OperaとSafariとChromeは
対象外にするところもあるかもしれないですね。
ですが、Firefox3に対応するように標準的に書いていれば、
Firefox3、Opera9、Safari3、Chrome、どれもほとんど同じようになってくれるので、
それらも含めて標準に対応させるように書いておくのが一番だと思います。
上記の最低限の必要なブラウザに対応させるためには、
IE以外を基準に表示テストしながらサイトを制作するのが一番でしょう。
かといってIEを気にするなってことではなく、
IE対策も考えつつ、ブラウザの標準はFirefoxなどのIE以外でということ。
これが難しいのかもしれないが、ある程度ポイントとなることは限られるので
それらのポイントを早くつかむことがクロスブラウザに適応するための
重要なことではないかと思う。
iE以外のブラウザで見た時崩れているサイトを持っている人は
今後のことを考えて、できることなら対応させてもらいたいものです。
悲しいことに最近できたサイトでも
最近出来たばかりのサイトなども目にすることがあるのだが、
意外とクロスブラウザ対応していないのがある。
デザインがいくらよくても、クロスブラウザ対応させていないとか、
かなり泣けてくる。
せめて最近のデザインとかで作っているのなら、
クロスブラウザ対応させろよ!って言っておく。