THE HAM MEDIA BLOG

「パソコンの設定がわからない」と言う人の多くは「設定方法を理解しよう」ということすらしようとしていない

Clip to Evernote このエントリーをはてなブックマークに追加
カテゴリ:
つぶやき
タグ:
つぶやき

「パソコンの設定がわからない」と言う人の多くは「設定方法を理解しよう」ということすらしようとしていない

先日、社内でサーバーの移行作業が行われた。
その際に、メールの設定を変更しなければならくなったため、
社内の人に、設定方法を書いたマニュアルを渡した。

ところが、マニュアルを渡したにも関わらず、
半分くらいの人が「設定がわからないんだけど、やってくれないか?」
と言って、内線をかけてきた。

ん?そんなに理解しにくいものだったのか?なんて思ったのですが、
そこで理解しがたい事実が浮上した。

わかりづらいマニュアルだったか?

とりあえず内線が多かったので、そんなにマニュアルがわかりづらいのか、
それをチェックしてみることにした。
マニュアルは僕が作ったわけじゃなかったので、
「そんなに適当に書かれたマニュアルだったのかな?」
なんてこともおもいつつ、そこで初めてマニュアルを見てみた。

ところがそのマニュアル、問題なくちゃんと説明が書いてる。
さらに言えば、きちんとした説明だけでなく、
親切丁寧に説明&画像つきで、それらの画像にも説明が書いてあるマニュアルだった。
そして、画像の手順通りそのまま画像の通りに設定をすれば、
それだけで完了するという完璧なものだった。

それなのになぜ「わからない」などということがあったのか?

説明に使われている用語かな?などとも思った。
しかし用語の意味はわからずとも、
設定で出てくる画面中に書かれいる用語しかでていない。
決して調べないと理解できないようなものではない。

画像どおりのことがなぜできないのか?

きちんとマニュアル読みましたか?

あまりにも不思議に思ったので、内線をしてきた人に
「マニュアル渡したと思うのですが見ましたか?」 聞いてみた。すると、こんな返答。

「見る事は見たけよ。でも、わかる人からしたら簡単な事だろうけど、
 わからない人からしたら難しいことなんだよ。」

確かに言っている事はわかる。でも今回は見たままのことをすればいいだけ。
それなのに一同そろって同じようなことを言ってくる。

本当にマニュアルを読んだのか?

「マニュアルに出ている画像と同じのが出てくるので、
その画像と全く同じことをすればできるだけのことですよ?
本当に見たんですが。」

思わず聞いてしまった。

「だから見たって。でも、何が書いているのかわからなかったんだって。
 マニュアルのマニュアルが欲しいくらいだよ。」

画像と同じことをすればいいだけと話しているのに、
それにもかかわらずわからないと言う。

話が進まず、そのままにしても時間がかかることなので、
結局自分が設定をしにいくことになった。

そして設定が終わったあとにわかったのだが、
結局その人は説明をろくによんでいなく、
画像も見ているようでみていないなかっただけだった。

なぜマニュアルをきちんと見ないのか

結局マニュアルをしっかり読んでいないだけだった。
つまり、理解しようという行為さえろくにしていない。
だから結局楽をしようと「できる人」に安易に頼ってきたのだ。

つまり、自分で理解しようという行動にうつらない。
「苦手苦手」「苦手からできない」なんていう事は、
僕からしてみたら単なる言い訳であって、
人に頼るための、いい逃げ文句なだけだと思う。

特に今回のことでそう思った。

自分ができなくても周りの人がなんとかしてくれる。

なんといい都合のいい話だろう。

でも結局その人に「自分でなんとかしてください」などとこちらがいっても、
結局だだをこねられて、無駄な時間が過ぎて行ってしまうだけになってしまう。
そんなことを律儀に考えてしまうので、結局は設定しにいってしまうのだが、
マニュアルを渡した意味すら、さらに言うなら作った意味さえなくなる。

マニュアルをきちんと見ないのは、
「見ても用語だらけで理解できない」などという先入観があったり、
見るのが面倒だという意識が働くあらからだろう。

「苦手だからできない」などと言う前に、
自分で少しでも理解しようとする努力をしてもらいたいものだ。

まずは理解しようとしてもらうのが大切

安易に設定しに行ってしまうのも、
こういう現状を助長する原因かもしれないとも思う。
パソコンができるからって、僕らは便利屋ではない。
通常の業務だって普通にあるのだから。

なので、まずは理解してもらうような体制にしなければならない。
マニュアルがあるなら、きちんと読んでもらう!
読んでも理解できないなら、わからない人がまずは調べる。
それでもわからない時は設定してもらうではなく、
何がわからないのかを考え、それをまとめ、
そこで初めて、それをわかる人に聞く。
安易に設定してなどとお願いしてしまうと、
同じ事態に合ったときにまた頼まなくてはならなくなるので極力しない。

これは同じ会社だからこそ徹底した方がいい事項だと思う。

パソコンの仕事に携わる部署とそうでない部署がわかれている会社の人は、
僕と似たようなことを体験した人もいるのではないでしょうか?

安易に人に頼ってしまっている人は、まずは自分で理解する努力をしてください。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

トップに戻る