今でも読んで感動して号泣してしまったことを思い出す小説:重松清『きみの友だち』
あなたにとっての「友だち」ってどういう人ですか?
僕が最初にその小説を読んだのがちょうど2年前。
大学の図書館でその小説を借りて読んだ。
僕は高校時代から重松清さんの作品が好きで、
なぜか重松さんが書く小説ばかりしか読んでいなかった。
その中でも僕が号泣してしまった小説がある。
『きみの友だち』
最近これが文庫化して、新潮文庫の100冊2008の一冊に入っていた。
きみの友だち
わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいるーー。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない・・・・・・。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味を探す連作長編。
新潮文庫の100冊 2008|きみの友だち
あなたにとっての「友だち」ってどういう人ですか?
この小説では、各話で主人公が変わる。
舞台となっているのは同じところなのだが、主人公や時期が違って書かれている。
その中で「友だち」とは何か?を考えさせられる。
子どものころ、自分でも「そうだったなー」とか思ったり、
成長した今でも、その「友だち」についてを考えさせられる。
だぶん、どことなく共感したり、自分の過去とか今に、
考えとか気持ちがリンクするような部分がいくつもあるからだろう。
なぜだか胸が締め付けられる。
重松清さんの小説は全体的にそう思うような描写が多いからだろう。
映画化もするようだ
きみの友だちは、この夏、映画としても上映されるようだ。
北海道での上映予定は9月のようだ。他の地域は今月末かな?
上映が始まったら見に行こうかなって思う。
みなさんも読んでみてください
僕の一番おすすめする小説です。
文庫化もしたことですし、購入しやすくなったと思います。
ぜひ読んでみてください。
どの年代の人でも、十分心にしみる一冊だと思います。