第7回北海道WEBコンソーシアム終了 セミナーのまとめ(ユーザーエクスペリエンス編)
先ほどの「Silverlight編」に続いてユーザーエクスペリエンス編です。
Silverlightについてよりも、こっちの方が考えさせられたりしました。
ユーザーエクスペリエンス
メモ
- ・ユーザーエクスペリエンス(以降UXとする)の定義は複数ある?
- ・研究者と研究者以外で定義に差異
- ・研究者:ユーザーと製品との間に生じる全ての影響。満足度など。
- ・研究者以外:企業とサービスと製品とエンドユーザーの全側面。
困難無く使えるか、役に立つかなど。 - ・機能&ユーザビリティ&楽しさ→UX
- ・ユーザーがどれだけ満足するかがポイント。
- ・UXは積極的に先取りした設計。設計段階から考慮。
- ・ユーザビリティは事後的。補修や後行程における改善。
- ・コンシューマWEBにおいて、UXは必須(must)
- ・ウェブサイトはセルフサービス製品
- ・ポジティブなUXを提供しないのはユーザーに使われない
- ・UXはソフトウェアに高い価値を付加
- ・効率性と安全性を提供
- ・コスト削減(導入・作業・サポートの各コスト)
- ・事故の削減
- →UX導入は企業の収益につなげられる!!
- ・UXは(必須)must、(価値)value、(競争力)competition
- ・UXは数値化できる(定量的に)
- ・UXを考慮して作られたサイトはカッコイイ!
ユーザーに使ってもらう為に
ペルソナとかでもそうですけど、
どんなユーザーがどういう風に使うのかを考えながら作るのって大切ですよね。
例え機能が優れたとしていても、それを容易に使いこなせないのであれば、
ユーザーは利用してくれない。
いかに使いやすく、いかにためになるのか、
作る人がそれを考えなくてはならないということだろう。
クライアントにしろ制作会社にしろ、
UXを考えずに、ただただ、サイトやソフトがあればいいだなんて考えは間違い。
間違いではないのだろうけど、今の世の中意味はない。
どんなサイトを作れば、そこからどんな人がどんな体験をするのか、
それを考えて、且つ、考慮したサイト制作が必要なのだ。
使いにくいものを、好んで沢山使う人なんて、
そんなに多くいないでしょうし。
UXの考慮はコスト削減や収益につながる
この話を聞いたときは、本当にそうだよなーって思った。
特にコスト面ですが、UXを考慮して作られれば、
それを使えるまでの時間が減り、日常で使う時間も短縮され、
困ったことが起こる率が減る分、サーポートコストも削減できる。
効率性があがるからこそ、収益も増えるわけですしね。
UXを考えてもすべてが正しいという訳ではない
時には失敗する事もあるでしょう。
今回の事例でも、OfficeのWordの事が紹介されましたが、
あのアシスタントと呼ばれるイルカやクリップみたいな補助機能。
とても不評だったとか。。。
自分でもあれは一切使わずに、すぐさま消していましたし。
どんなに考えても、時には失敗だってあるのです。
ですが、失敗をそのままにしておくのでは意味が無く、
そこから次につなげられるように考慮するのが、
UXやユーザビリティとして必要だということです。
結局のところ
もっと考えて、そしてそれに配慮して構築せよということかなと思ったり。
UXを考える部分に時間やコストを割いたとしても
考えなかったときに起こりうる自体を免れるのであるのならば、
必ず考慮して作っておいたほうがいいでしょう。
ものすごく余談
今回のセミナーに参加したとある人が、
「今回メモするものを忘れたんです」
と、今回のスピーカーである川西さんに話していたのですが、
「メモできるものがないで聞くのは非常識だ」などと言われていました。
セミナー参加の際は、知識のホカン(保管と補完)のために
メモは残すようにしましょうね。