第7回北海道WEBコンソーシアム終了 セミナーのまとめ(Silverlight編)
先日(14日土曜)に第7回北海道WEBコンソーシアムのセミナーがありました。
ということでMicrosoftの北海道支店に行ってきました。
Microsoftの北海道支店はJRタワーの20階にあるのですが景色がいい!
そしてさすがMicrosoftのセミナールーム、設備がすごい!
と、行って早々、セミナーとは無関係のところに意識が向いてしまった。
そんな余談はいいとして、
セミナー内容を簡単にまとめてみようと思います。
ちなみに今回の内容は、
『Silverlight&ユーザーエクスペリエンス』についてでした
Silverlight2
今回のスピーカーは、マイクロソフトのUXエバンジェリストの川西裕幸さん。
エバンジェリストというのは、伝道者ということらしいです。
参考:「難解技術を分かりやすく伝道する」マイクロソフトのエバンジェリスト
とりあえずSilverlight2についてをざっくりと。
メモ
- ・Silverlightはブラウザプラグイン
- ・優れたユーザーエクスペリエンスを実現するクライアント技術
- ・デスクトップアプリケーションを作るように、Webアプリケーションが開発できる
- ・Flashプレイヤーみたいなものだが、それとは別もの
- ・映像配信技術に特化?
- ・クロスブラウザ、クロスプラットフォーム、
クロスデバイスに対応するWEBブラウザプラグイン - ・ブラウザはIE、Firefox、Safari対応
- ・Macでも動作する
- ・LinuxはMoonlight(Monoプロジェクトで始動)
- ・Webにおける次世代のメディアエクスペリエンすとRIAを実現
- ・RIA(Rich Interative Application)
表現生と操作性に優れたWebアプリケーション - ・.NET Frameworkを搭載
- ・.NETで操作を統一させ、生産性をあげようとしている
- ・Silverlight2はデジタル著作権管理(DRM)もついている
- ・UIコントロールの標準サポート(チェックボックスとか...)
- ・HTMLで作られているのよりは早く作れる?
- ・デザイナー側とプログラマー側でインタラクティブ(相互)に操作できる
- ・Silverlight2を使ったページを簡単に作れる
「Microsoft Expression Blend」と「Visual State Manager」 - ・利用開発言語はXAML(ザムル)
- ・高解像度画像も扱える機能「Deep Zoom」(これすごい!)
- ・Silverlightは3Dを表現できない。
Silverlightを使ったページの参考URL
Microsoft Expression Blendのデモ画面
Apacheサーバーでも動作するとか
マイクロソフトのものだから、
利用するにはWindowsサーバーが無ければならないのかと思ったが、
どうやらApacheでも動作するようだ。
ただしその場合のセキュリティは保証しないみたいですけどね。
と、これを書いたはいいのですが、
結局Silverlightはサーバー側にもシステムを入れておかなければならないのかどうか
という部分があの場ではいまいち理解できていなかった自分。
家に帰ってからそんなことを一人悩んでいました。
開発言語のXAML(ザムル)
個人的に興味を持ったのはXAML。
見た感じXMLベースで作れるような感じがしたけど、実際はどうだろう。
話を聞く限りでは、Expression BlendやVisual Stateで作成されたそれを、
他の必要なのとまとめてDllにしてしまうというようなことだったと思う。
いずれにせよ、Silverlightで何かを作るときは、
専用のツールがなくてはならないということなのでしょう。
オープンソース化してくれないと、個人的には使えないな。
Microsoft Expression Blend
先ほどデモも画像もだしておきましたが、
見た限りかなり簡単に作れてしまうようでした。
機能が豊富にあり、UI系もボタン一つでつくれ、
さらにそのカスタマイズも自由にできる。
見た感じすごいツールだなと思った。
ロールオーバーの実装や動的なアクションをつけるようなものも、
簡単な操作だけで作る事ができるようでした。
これを見ただけでも、個人的に「すげー!!」なんて思いました。
Silverlightについてのまとめはこのくらいですね。
次の記事でユーザーエクスペリエンスについてまとめます。
立ち寄り軌跡を残しておきます。
>結局Silverlightはサーバー側にもシステムを入れておかなければならないのかどうか
Silverlightはクライアントテクノロジーなので、Silverlight用のファイル(XAPというZIP形式のファイル)が配置されて、ダウンロードできればよいので、サーバーにSilverlightは不要です。
>オープンソース化してくれないと、個人的には使えないな。
Expression Blend 2.5日本語版のプレビューがフリーで使えますので、お試しください。http://blogs.msdn.com/hiroyuk/archive/2008/06/19/8620960.aspx
先日は講演していただき、ありがとうございました。
Silverlightはサーバーにシステム自体は入れておかなくても大丈夫なのですね!
サーバーの質問があった時に情報を整理できずに考え込んでしまっていました。
サーバー側では不必要でも、クライアント側でインストールしておく必要があるのですよね。adobeのflashプレイヤーと比較されると思うのですが、flashプレイヤーのように、自動的にダウンロードしてくださいというようなダイアログが現れないと、普及するのは難しいかもしれないですね。
はい、Silverlightを使ったサイトにアクセスすると、ダウンロードしてくださいというメッセージが出ます。現在Microsoft.com, Yahoo! Japan、GyaoなどSilverlightを使ったサイトを増やす努力をしています。ぜひこのBlogでもご協力ください。
ダウンロードのメッセージはでるのですね。
以前僕が見たときは、Firefoxでみたためなのか、アラートがでなかったので、
そういうものなのかなーなんて思っていましたが、
ダイアログがでるのであれば今後普及していく率も高そうですね。
ここのBlogでもですか。どこかのコンテンツで使えるか考えてみますね。